スギ苔の張り方
①下地はピートモスを3cmひく
②その上に、苔の種を播いておさえる
③さらにその上に、マット状のスギ苔をはり、5mm程度、土(ピートモス)を播く。
仮根層【かこんそう】(GLから3~5cm位の層)を充実させるとよく生える。(3年~5年)
①下地はピートモスを3cmひく
②その上に、苔の種を播いておさえる
③さらにその上に、マット状のスギ苔をはり、5mm程度、土(ピートモス)を播く。
仮根層【かこんそう】(GLから3~5cm位の層)を充実させるとよく生える。(3年~5年)
庭に水をうつのは、清々して気持ちが良いものです。
乾燥していた苔が開き始め、赤からグリーンに変わっていく様子を見ていると苔が喜んでいるように感じます。
庭木や草花で短時間に閉じたり、開いたりする様子を見ることができるのは、苔以外にないのではないでしょうか。

私がカモジ苔を一番最初に張ったのは新潟県阿賀野市の長谷川邸です。
最初スギ苔の予定でしたが、その時スギ苔がなく、「カモジ苔はいかがでしょうか」という話になり、初めてでしたがカモジ苔を張ってみました。
カモジ苔を張って三カ月目に様子を見に行ったら、すごくグリーンが濃いので見栄えが良いのです。
夏も苔が赤くなりません。
カモジ苔は新潟にあった苔であると思いました。
苔庭といえば、京都の西方寺が有名ですが、西方寺は120種類の苔が育っているそうです。人為的に張ったものではなく、自然の状態で育ったものでしょう。
西方寺では、苔で有名だからスギ苔だろうと思っている方がいますが、スギ苔はほとんどありません。スギ苔は湿度も、光も必要な苔なので、あの薄暗い西方寺にはほとんどスギ苔はないのです。茶庭の家元三千家の庭もそうです。
苔を生産している方は胞子を播いているわけではなく、苔そのものを播いて育てています。約半年から一年位で良い感じになり、二年位の苔が流通しています。
苔を切断したものを苔の種と呼んでいますが、スナ苔のところでも書きましたが、その場所で育てることが一番良いのではないかと思っています。
半年から一年間管理が難しい方は、メンテナンスに苔の種を悪い場所に播いて苔庭を充実させた方が良いと思います。
関東など乾燥の強いところでは、苔を張り上げた時が最高の状態で、だんだん悪くなっていきます。それを抑えるのが播苔法ではないかと思います。
乾燥に強い苔です。
横に伸びる性質があります。
保水する性質の為、案外どこでも育っています。
どちらかというと、半日陰から日陰のところで育ちます。
スナ苔は、乾燥に強い為、屋上緑化、壁面緑化などに、使用されている苔です。
全日照から半日陰の所に生育し、50cm位までになります。
色合いは、黄緑なので、存在感はありませんが、播き苔をすると、すぐに新芽が出てきます。育てやすい苔です。
庭の世界で苔と言うと、スギ苔です。
それは、京都の庭で美しいスギ苔が雑誌やテレビなどに紹介されたからでしょう。
特にスギ苔は、先端が折れると赤くなりますので、苔の上は歩かないで下さい。
土がしまると水が土中まで入らないので、すぐに乾燥します。
下地材は、砂・バーク堆肥かピートモスが良いと思います。
水をやったら、水がスーと下がり、下で停滞する状態にします。
雑木の庭では、乾燥に強いコツボゴケ、ハイゴケ、ハネヒツジゴゲ、カモジゴケ、コスギゴケ、タチゴケが良いと思います。
良い状態の苔を張っても、風が入るようでは、駄目です。
有る程度、日陰の状態で作ってやれば、(雑木などで)なお良いです。
東京では、関東ローム層なので、改良材を混ぜてやらないと、すぐにゼニゴケが生えきます。
案外、光がなくても育ちます。
全日照のスナゴケなどは、光がないと密にならないで成長します。

遮光ネット
苔の種を播いた時は、3~6カ月位 遮光ネット(50%~75%)をした方が良いです。(乾燥よけ、鳥よけ)
苔は温度は5℃以下になると、ほとんど成長しない。
やはり、25℃位が良いと思います。
苔は、苔の種を播くことから育てると、そこの環境にそって成長します。
強いものが出来るが雑草も生えてくるので、手で取らないで、プリグロックス(パラコート液剤)をやると良いです。
苔は美しいので、和風、洋風庭園、いずれも合うものと思います。
下草はなるべく植えずに、苔に光を当ててやること、雨が当たるようにしてやることが寛容です。

1.庭木の剪定をして光を入れてやる。
2.庭木の肥料をやる時は、直接肥料が苔に触れないようにしてやる。
3.石灰硫黄合剤は苔には、良くない。
4.2週間に1度 プリグロックス(パラコート液剤)をやり、草を退治する。
5.関東では、苔の新株(新芽)が出にくいので、春の庭木の手入れが終わったら、播き苔をして新株を増やす。
根津美術館などは、地苔(ジゴケ)、小壺苔(コツボゴケ)、ハネヒツジゴケ、這苔(ハイゴケ)、砂苔(スナゴケ)、小杉苔(コスギゴケ)、立苔(タチゴケ)などが目につきます。
歩道のインターロッキングの目地などには、銀苔(ギンゴケ)、ホソウリゴケなど、東京の立川辺りの栗畑などには、杉苔(スギゴケ)が、かなり育っていますので、東京の庭でも苔が楽しめると思っています。
胞子(種)でその場所に育った苔は、強いということ。(時間はかかりますが)
例として、新潟では、寒さが厳しいため、育たないと言われる、姫沙羅(ヒメシャラ)、楠(クスノキ)。
でも、小さい苗のものを風の当たらない場所に植えれば育つのと同じことです。
苔は、場所を選びますので、その場所に合った苔を種の状態から植え付ければ、時間はかかりますが、強いものが出来ます。
乾燥の強い関東では、苔に一番必要な湿度を保つには、水やりしかありません。
苔の一番成長する時期は、7月と9月です。
気温が25℃位で湿度が90%の時期がベストです。
7月は、梅雨で毎日のように雨が降っている状態です。
そのような状態にするには、水道水を流し込むように、たっぷりと与えて下さい。
垣根、板垣、ブロック塀などで、庭の中に風を入れないようにする。
それは、湿度を保つことなので、すごく重要です。
苔に一番重要なのが湿度です。
関東では、乾燥が激しい為、水やりしかありません。
盛土は水が流れるので、なるべく平庭の方が苔の育ちが良いです。