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苔の育て方

◆杉苔(スギコケ)の上手な育て方    <日本苔技術協会会員>

杉苔(スギゴケ)
  • 張るときは、下地材に水持ちの良い改良材を入れる。
  • 乾燥に弱い苔なので、庭の中に入る風を遮断すると良い。
  • 日当たりの良い場所に張る。
  • 水はたくさんやる。

スギゴケは特殊であるけれども非常に美しいコケだと思います。
ちなみに日当たりの良い場所に張る苔は、スナゴケ、フデゴケ、スギゴケです。

◆播き苔工法

京都でもスギコケが育ちにくいと言います。
金閣寺、銀閣寺でも3〜4年でスギコケを張り替えていると聞いています。
環境がこれから悪くなっていく現状でスギコケを良くしていくには、今、現在のスギコケの庭に播苔をしていくしかないと、思われます。
播き苔とは、苔の種を播く工法です。

◆苔の種による露地栽培の場合

  • 露地面に砂を3〜5cmの厚さで敷均し、散水する。
  • 「苔の種」を1u当たり5g入れて均し、水を含ませてから木ゴテで押しつける。(この作業は重要)
  • 発芽するまでは、絶対に乾燥させないこと。(乾燥するときは1日に何回でも水をやる)
  • 発芽後、茎高2cm以上になるまでは毎日、灌水すること。
  • 風除け、遮光などの対策も有効。(発芽後の遮光対策は茎高の成長が良くなる)

◆杉苔(スギゴケ)が育たない原因

杉苔(スギゴケ)

杉苔が育たない原因は、いくつかあります。
10cm×10cmのマスの中に杉苔が500本位立っているのが良い苔だそうです。
水やりは、なみなみと注ぎ込むようにやる。

ですから、起伏はつけないほうが良いでしょう。
染みこんだ水が気化する時間が長い方がベストです。
新潟では、1年中、水が5cm位停滞している所に杉苔が生育しています。
そこは、全日照の所で、光と湿度のバランスが良いからでしょう。

新潟は、苔にとって非常に良い環境ですので、春先に苔を刈り込んでも1ヶ月位で芽がでます。
関東では、乾燥しているため、刈り込まないほうが良いでしょう。
苔が悪くなってきたら、播苔をして、芽をふやして健全なコロニーを作っていくと良いでしょう。

関東では、年に2回位、播苔をしたほうが、良いでしょう。

◆雑木の庭に適した苔

雑木の庭は、線が細く涼やかで現代の庭です。雑木は生長が早いため根の張りも良く、かなり日陰になるため、乾燥に強く日陰でも育つ苔が良いと思います。

ハイゴケ、ハネヒツジゴケ、三種混合(スギゴケ、ハイゴケ、スナゴケ)、フデゴケ、カモジゴケ
強羅の箱根美術館の庭は、とても美しい苔庭です。
スギゴケが出てくると抜いているそうです。それは、乾燥に弱いため、夏場と冬場に赤くなるため抜くそうです。

◆温度・湿度・日照のバランス

苔庭、苔の育て方など最近アクセスが多いです。
太平洋側の方は、スギゴケ以外の苔で庭を作られた方が良いのではないかと思います。
苔寺で有名な西芳寺の庭は、スギゴケがほとんどありません。

スギゴケは全日照のため、西芳寺の薄暗い庭の中では、湿度がいくらあっても、育たないのです。
苔が育つには、温度、湿度、日照のバランスで育つものなのです。
その場所に応じて育つ物を選んだ方が良いと思います。

庭園の苔というとスギゴケが代表的な苔ですが太平洋側では、乾燥が強いため、あまり適していません。
それでも何とかして、スギゴケを育つようにするには、どうしたらよいか?
ケース栽培した苔を使う。(日本海側は、市販した物でも案外育つ。)
ハネヒツジゴケ、カモジゴケスナゴケなどを張った上からスギゴケの種を播く。

◆砂苔(スナゴケ)の可能性について

スナゴケ

〔建築〕
スナゴケは、乾燥に強いことと全日照であることから、屋上緑化、壁面緑化などに使われていますが、なかなかうまくいっていないのが、現状らしいです。
原因は、乾燥と湿度の問題の2点ですが、近々完成の見込みです。(エコラヴィー)

〔土木〕
新潟は震災が2年続けてあり、山間では、土砂崩れ、道路の崩壊などがありました。
少しづつ、皆様の努力により、復旧してきました。
山間にコンクリートの壁が出現して風景を壊しています。
そのコンクリートの壁面にスナゴケを緑化すると話を聞いて、喜んでいます。

◆這苔(ハイゴケ)の育て方

ハイ苔

〔良い点〕

  • 乾燥に強く、成長が早く、育てやすい
  • 湿度があれば全日照でも大丈夫です
  • 水やりがなかなか出来ない方に良いのではないでしょうか
  • 雑木の庭とか、多めに庭木を植える庭では、ハイゴケやハネヒツジゴケが良いでしょう

〔悪い点〕

  • ハイゴケは横に伸びる性質で、根に土が付きにくいので、ほうきで掃くと取れやすい
  • 2年に1度目土をやり、押さえてやると、取れにくくなります
  • 色合いがカモジゴケスギゴケに比べると薄い